INDEX > 作品紹介 > 住居施設(一般住宅) > 旭川市 T邸

旭川市 T邸


Residential construction 2006

 敷地は国道237号線に面し、かつては神楽町の中心市街地として賑わった場所であったが、現在は空き地やシャッターの開かない商店が目立ち始めた場所である。この計画は、ここの間口3間、30坪に満たない小さな敷地に30代夫婦と幼児2人の典型的家族が生活する巣をつくるものである。一方、現在の情報社会特徴とし匿名性の台頭が挙げられるが、そのことは犯罪などの負の要素にも大きく貢献している。また、住宅にもプライバシーをがっちり守られた匿名性の高いプランが求められる傾向にある。しかし、この計画では逆に、道路に面した部分に大きな開口をとることで、まちのリズムと一体となりながら正々堂々と生活し、その様子が大きな開口を通して映し出され、まちの景観の一部となることを意図している。ここで生活する者は、見ること見られることでまちからエネルギーを貰い。まちは開口部に映し出される幸せな生活の様子から、豊かな景観を再び取り戻すことが出来るであろう。

北海道 旭川市
用途 住宅
建築面積 57m²
延床面積 149m²
構造 木造一部鉄筋コンクリート造
階数 地上3階